環境就職がわかる!・連載よみもの
えこわーくトリビア〜素晴らしき環境就職〜

第13回:「就職活動の棚卸し」

執筆:エコ・リーグ キャリアサポート部長 小林功英


 ■ 就職活動も中盤に

 就職活動も中盤を迎えた。

  秋採用等もあることから、現在内定がもらえていなくても、特段問題ではない。しかし、周りに内定が出始めると、あせりもでてくるのではないか。今後も就職活動を自分のペースで続けるに当たり、一つアドバイスをしたい。


 ■ エントリーをした企業のインベントリ(棚卸し)

 まずは、これまでエントリーをしてきた全ての就職活動のインベントリ(棚卸し)をしてみよう。
  具体的には、今まで受けた会社について、「業界」、「会社の特徴」、「何故、その会社を受けたのか」、「入ってやりたかったこと」、「どのような強みが役に立つか」、「不採用になったと思う理由」等をエクセルなどで表にして書き出してみる。
  不採用になった会社のことを思い出すのは辛いこともあるが、勇気を出して振り返ってみることで、次につなげられることも多い。これを機に、一社一社を思い出してみよう。

 表が埋まったら、次に会社毎ではなく、それぞれの項目についての傾向や特徴をじっくりと考えてみよう。例えば、受けた会社の「業界」が就活開始当初から比べて徐々に変化しているかもしれない。就活時には、全く考えもしなかった業界の会社にエントリーをしているかもしれない。それはなぜか。自分に、どのような変化があったのか。何がきっかけか。あるいは、会社を受けた理由について、自分でも気付かなかった共通点があるかもしれない。こうした傾向や特徴に気付きがあったのなら、それは何故かじっくりと考えてみよう。

 こう考えると、自己分析をやっているような気になってくる。自己分析は、エントリー等をする前にさんざん行っていると思うが、就職活動中に価値観や興味が変わることは多々あることだ。従って、「自己分析」の視点は、就職活動が始まってからも継続して持ち続け、「自分の変化」を観察する必要があるのだ。

 また、「不採用になったと思う理由」については、友人や社会人の先輩とも相談してみるとよいかもしれない。学生が思う理由と、採用側(社会人)が思う理由にはズレがあることも多い。そして、自分なりに分析ができたら、「それでは今後、どうすればうまくいくか」も考えてみよう。次の就職活動時に活かせるようにしてみよう。


 ■ 就活初期の夢

 そもそも、就活を始めた時期の「将来実現したいこと(夢)」は何だったのだろう?

 実は、今の時期に私が一番したい質問はこれである。初心に帰る、ということ。就活をしていると、色々な情報に振り回され、そもそも何がしたかったかを忘れてしまうこともよくあることだ。何故、就職をしたいと思ったのだろう?仕事を通して、何をしたかったのだろう?もう一度、原点に立ち返ってみよう。

 その後に、現在の「将来実現したいこと(夢)」は何かを考えてみるのだ。もし、前の質問から変化していたら、それは何故かも考えてみよう。もちろん、希望業界の会社は全て不採用だった、という理由にもなるが、「次の業界を選んだ理由」はあるはずである。それを考えてみよう。自分の価値観の移り変わりを見つめ、共通項等を考えてみると、新しい発見があるかもしれない。


 ■ 闇雲ではない

 要は、行き当たりばったりの就職活動をしていても、所詮うまくは行かない、ということだ。一つ一つの会社がどうであったのかも大事ではあるが、一連の活動の流の中で、傾向や特徴に目を凝らしてみる。エントリーをした企業のインベントリ(棚卸し)を通して、更なる自己の発見ができれば、これまでの就職活動が貴重な経験に思えてくるはずだ。

 頑張ってください。


第1回:「環境部のお仕事をしてみる。」

第2回:「シンクタンクのお仕事をしてみる。」

第3回:「コンサルティングのお仕事をしてみる。」(上)

第4回:「コンサルティングのお仕事をしてみる。」(下)

第5回:「特別編〜やりたいことが分からなくなった〜」

第6回:「環境教育のお仕事をしてみる。」

第7回:「女性環境起業家にインタビュー」

第8回:「環境省のお仕事をしてみる。」

第9回:「環境就職の「不安」を考える。」

第10回:「即戦力とは何かを考える。」

第11回:「専門知識は重要か?」

第12回:「農業のお仕事をしてみる」 NEW!

第13回:「就職活動の棚卸し」 NEW!

 

*この記事は、青年環境NPOエコ・リーグ(全国青年環境連盟)の機関紙「ECOLEAGUER」に連載されているものです。



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